1.ダートマス大学について
沿革
ダートマス大学(Dartmouth College)は、1769年にElezar Wheelockによって設立されました。全米で9番目に古い大学です。設立当初はネイティブアメリカンに対する教育機関という目的を掲げていたようです。また、他の多くの大学がそうであったとおり、設立当初は男子校でありました。これは1972年に共学化されるまでつづいていたようです。
ダートマスは米国東部の名門大学で構成されるアイビーリーグ(Ivy League)の一員でもあります。ちなみにアイビーリーグは、ハーバード・コロンビア・イェール・プリンストン・ブラウン・コーネル・ペンシルバニア・ダートマスの8校で構成されています。
「カレッジ」のこだわり
Universityは総合大学、Collegeは単科大学、だと中学校の頃習ったような気がするので、Dartmouth Collegeも単科大学かと思いきや、そうではありません。れっきとした総合大学であります。ではなぜ、「カレッジ」という呼称を使っているのかについては、「大学側のこだわり」ということしか分りません。どうも昔からカレッジと呼ばれていたこと・そして小規模の学校であることに誇りを持っているらしいです。ただ”COLLEGE"とだけ欠かれたベースボールキャップが売店で売られたりしています。よく分らん。私はいつもこの説明を聞くたびに、娘の大好きな「さっちゃん」の歌詞を思い出すのでした。---「ダートマスはね、ユニバーシティなんだほんとーはね。だけどちっちゃいから自分のことカレッジって呼ぶんだよ。おかしいね、ダートマス」。
大学のスクールカラーは濃い目のグリーン。大学のスポーツチームは、「Big Green」などという愛称で呼ばれています。しかし、実力の方はとても"Big"とは呼べず、フットボールの試合などでは、オフェンスラインが切ないほど押されまくり、QBが悲しいほどサックされる姿をよく見かけます。全米の中では相当低いレベルのアイビーリーグでさえこれなので、全米でのレベルなどは推して知るべし、であります。何とか他の学校と伍して戦えるのはアイスホッケーくらいでしょうか。
【ハノーバーのランドマークの大学時計台】