3. GPA
GPAとは
GPAとはGraduate Point Averageの略であり、要は大学(あるいは大学院)在学時の成績を数値化したものです。4点満点で表示されます。日本の大学では成績表記がさまざまですが、私が卒業した大学の場合、優=4、良=3、可=2、不可=1などと換算して、それに単位数をかけて加重平均してGPAを算出しました。ビジネススクール受験を決めて間もなく大学から卒業証明書を取り寄せてパソコンで計算しましたが、その時はいったいどのような数字が出てくるかと本当にどきどきしたのを覚えています。結果は2.98。小数点一位で四捨五入して「3.0」とアプリケーションには記入しておりました。ちなみにその時ついでに計算した嫁さんの大学時代のGPAは何と3.9。大学時代おまえはいったい何をやっていたんだ、と腹立たしく思ったのを覚えています(それは向こうのセリフか)。大学を卒業して初めて、あああの頃ちゃんと勉強しておけばよかった、と後悔した瞬間です。
GPA対策
GPAはもはや変えようがないので、うっかり低いGPAを取ってしまった方は諦めましょう。ちなみに日本の大学のほとんどはオフィシャルにはGPAは出していませんので、ビジネススクール所定のTranscript Form (成績記入用紙)のGPAの欄には、”N/A”などと記入してくれます。もしもGPAが極めて低い場合は自分で記入するアプリケーションにもすべて”N/A”で通すという手もあります。実際そうしていた人もいますが、特に問題はないようでちゃんとトップスクールに合格していました。問題がある場合は、同封の成績証明書を使って先方で計算するか、もしくは問い合わせてくるでしょう。もちろんGPAが良い方は堂々と大きめの文字で書きましょう。