「ダートマス日乗」は2001年2月にTUCKのアドミッション・ディレクターの
Sally Jaegerから合格のメールを受け取るところから始まり、2003年6月に
2年間の留学を終えてハノーバーを離れるところで終わります。
その間の2年四ヶ月間、約850日間の毎日を余すところなく記したこの日乗は、
何物にも代え難い私の、そして我々一家のアメリカ留学生活の記録です。
2年前に軽い気持ちから始めたホームページでしたが、自分でも驚いたことに
2年にわたって更新しつづけることになりました。2年後に74000ものアクセス
があるなど、このホームページを始めた時には想像だにしていなかった
ことでした。このホームページをきっかけに多くの方(実に200名以上の皆様)から
メールをいただき、更新の励みにさせていただきました。ホームページをきっかけと
して知り合い、その後友人づきあいをさせてもらっている人も少なくありません。
大変ありがたいことに(社交辞令もあるとしても)、卒業後も日記を更新しては
どうかと言っていただける方もいらっしゃいましたが、やはり日記は本日を
もって終わりにしたいと思います。元来怠け者である私にとっては、ここら
あたりが限界でしょう。
ただし、ホームページを閉鎖することはしない予定です。Webというメディアが
果たしてそれほど長く存在するのかどうかはわかりませんが、現在四歳の娘
が高校生にでもなった頃に読んでくれないだろうか、という希望も少しは
あります。また、不定期でも何か書きたいことができた時に書ける場を残して
おきたいという気持ちもあります。月に一度になるのか、年に一度になるのか
分りませんが、また何かを書かせていただくかもしれません。
これまでお付き合いいただいた皆様、本当にどうもありがとうございました。
二年間の留学生活の終了とともに、本日ダートマス日乗は無事終わりを迎えることができました。
橋口寛
2003年6月23日
ボストンのホテルにて
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