MBA留学日乗 2001年2月 | ホームへ |
2月27日(水) 初の合格発表
今日はTuck School of Businessの合格発表の当日であった。合格していれば、深夜にアドミッションから電話がかかってくるらしいとBusiness Weekの掲示板などで書かれている。もしくはe-mailのみでの連絡という可能性もあるらしい。何気ないふりで歯を磨いたりしつつも電話が気になるのはどうしようもない。しかし、深夜0時を過ぎても、電話は鳴らない。メールもしつこいくらい開くが、何もきていない。結構、待つというのは辛いものである。
0時50分頃、寝つかない娘をベッドであやしていると、書斎でかみさんがマウスをクリックする音が聞こえてきた。「ま、待て待て!」慌てて飛び起きて、(やはり自分で見るもんでしょう、こういうのは)モニタを見ると「メールが届いています」の文字。そして差出人の名前を見ると、愛する(?)アドミッション・ディレクターのMs. Sally Jaegerであった。合格である。「うーし!」とか叫んでいると、娘も起きてきた。 「よかったね。パパタック受かったってよー」とかみさんが言うと、娘も何となく「こいつはめでたい」と思ったらしく、満面の笑みになった。今年夏からの留学が確定した瞬間であった。
二年間にわたる(たぶん。一年で退学→強制送還とかは避けたい)留学日乗の初日を、どの時点から始めるべきかで実は迷った。留学先確定の日か、退社の日か、離日の日か、、、で、結局今日を選んだ。2月27日。最初のB-Schoolの合格発表の日である。理由は特にない。強いて言えば、渡米が近づくにつれて加速度的に忙しくなるであろう中で、ホームページを立ち上げるのは少々大変であろう、というおそれはあったが、まあ思い立ったが吉日、で。そんなわけで、実際の渡米=留学生活の開始までには約半年も間があるということになった。二年間の意気込み(?)やら何やらは、また8月頃に書くとして。それまではだらだらと留学前の日々をつづっていくこととしよう。
あんまり、この日乗を覗く方は多くないかとは思いますが、そんな奇特な方はどうぞ今後とも宜しくお願いします。
2月28日(木)
昨年夏前より、MBA友の会などなどで知り合った受験仲間とMLを作り、情報交換などをしていた。二十名弱のこのMLメンバーは僕のMBA受験の中で得た実に貴重な財産である。まずは、ML仲間にTuckに受かった旨を報告する。皆から祝福メッセージをもらい、仲間のありがたさを実感する。しかも、同じMLの中でT氏とU氏もTuckに合格していたことが判明。
夜はドイツ本社から出張にきていたドイツ人を連れて六本木の焼き鳥屋「備長」で食事。つい日本酒を飲みすぎる。二次会は「日本のリーマン文化」を教示すべく、スナックへ。「初カラオケ」を熱唱する彼は、ドイツ人としては、本当に珍しくカラオケがうまかった。
海外から出張で日本へやってきた人間を、スナックへ連れていくことが多いのだが、そのたびに驚かされるのはドイツ人のカラオケの下手さ、である。実にメロディを正確にたどれる人間に会うことすらめったにない。あれだけの名作曲家を生み出したゲルマン民族のこの音痴ぶりはどう説明されるのだろう。興味深いことではあるが、じっくり調べるほどのことでもないのであった。
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